2007年09月

ドラマのない学校を作るなんて、どういうつもり?


 組体操「Journey」の練習も、あと4日間を残すのみとなった。29日は本番。ラストスパートだ。

 応援の練習、リレーの練習、そして組体操。

 6年生はそれに加えて、自分の係活動なんかもあるから、めまぐるしく動き回っている。ぎりぎりのところでやっていかないといけないので、しんどいが、このぎりぎり感が大切なんだと思う。

 自分が子どもだったときもそうだった。ぎりぎりの感じだからこそ、「今を生きている」「精一杯生きている」という実感が味わえる。そういう、実感こそが、それからの人生を歩むための、原動力になるという気がしている。

 私は、適当な性格のくせに小心者だから、来週のことを思って、週末もどきどきしっぱなし。子どものことも、組体操のことも、頭を離れない。映画を借りてきたけど、観る気になれないな~。ちょっとでも、何かしないとおれないから、こうやって文章を書いたり、学級通信を書いたりしている。

 先週は、またまた色々ドラマがあった。そんなにいいものじゃないけど。

 応援団の中にかなり温度差があって、一生懸命やるメンバーと、さぼろうとするメンバーがいる。実際、さぼる子もいて、2度にわたって渇を入れる。

 

 そして、そうやって、熱くなりながら、私って全く、中学の頃から変わってないと思う。同じことしているわ~。子どもにはそれなりの事情を背負っていることは知っているが、そういうのをあれこれ考えると、心から叱ることができない。だから、私は、感情で物を言う。

 本気でぶつからず、キレイごとばかり言う子ども達に辟易する。一生懸命なメンバーも、サボるメンバーも、お互いがお互いに甘えている。自分の思いをぶつけずに、なあなあでやっている。そんなんで、「協力」とか、「団結」とか、響きのいい言葉ばかり並べて、あきれる。本気の思いをぶつけなきゃだめだ。お互いに響きおうと思うなら。本当につながろうと思うなら。

 私は、悔しいときと怒ったときは、そうとう感情的だ。あんまり、子どもを怒っているという感じじゃないなあ。まあ、でも、人間対人間だと思っているからこれでええんかなあ。

 そんなこんなで、女の子一人を泣かせてしまった。「あなたが、そうやって、甘い態度を見せるから、真剣さが伝わってないんだ。本気で優勝したいと思っているんだから、許せるはずないやろ?思ってることぶつけや!」

 その子の涙、一生けん命やっている子どもの涙を見せたかった。怒りを、伝えたかった。そうして、呑気な子ども達にエンジンをかけてやらないと…最終的にむなしい思いをすることになるんだから。それは私だって耐えられない。


 組体操のクライマックスに、中島みゆきの「糸」を流す。使うのは、BankBandバージョンだけど。かなりいい歌。

 思い返してみれば、私は、中島みゆきの歌が結構好きだ。小学生の頃から(笑)。

 小学5年生のころに、「家なき子」の放送があって、毎週、食い入るように見ていた。

 ひたむきに社会と対峙しながら生きるすずがすっごく好きだった。

 雑草のように強くなれ。踏まれても、踏まれても、強くなる雑草のように、強く生きていけ。

 そんな台詞を菅井きんさんが、安達由実に言う場面で、めっちゃ号泣した感触も覚えている。

 ああ、私もそうやって生きていくんや、と思ったんだなあ、そのとき。

 そうやって、私は、したたかになっていったんやなあ。

 中島みゆきの歌に歌われるような、どろどろした、人間くさい部分が自分の中にあって、そういう部分があるから、私は教師になった。

 ささやかで、こじんまりと、心地よいところに所属したい性質も持っているけど、それでも、人間くさい部分が勝っているから、こうして、運動会に熱くなり、子どもと対峙していくんだと思う。

 ドラマが作れなくなったら、おしまいだ。

 

 いろんな先生と話していると、「運動会」の取り組みを軽視したり、もっと簡略化しようといったりする意見に出会う。

 ある先生の話では、ある小学校の子どもが、「うちの組体操なんてしょうもないから、運動会みにこんでいいよ~!」と言ったとか。簡素化されて、基本の動きだけの組体操らしい。

 なんて、むなしい。子どもにそんなことを言わせる取り組みなんて。そんな学校なんて。

 行事の簡素化の話を聞いたり、きつい練習の否定を聞いたりするたびに、すごく、やるせない気持ちになったり、怒りや悔しさがこみ上げてきたりする。

 運動会の取り組みを通して、どれほど多くのものを学べる可能性があるか、どれほどの価値があるか、本当に分かっておられないのだ、と思う。

 行事がどんどんなくなって、どんどんこじんまりして、こぎれいに、まとまっていくのか、学校は。

 そんなつまらない学校からは、つまらない人間しか育たないんじゃないの。

 机の上で学ぶだけで、どうやって、実感として生きていくことの素晴らしさを教えていくつもりなのだろう?もっとも、そんなことは、教えられるはずもなく、ただ感じられるように、物語の舞台を差し出すことしかできない。演出家なのだ、教師は。

 みんなで何かを創り上げる体験、そしてその中でこそ、自分が生かされるという実感。演劇もダンスも・・・表現は疑似体験でありながら、日常よりリアルに「生」を感じられる場だ。

 そうした場を子ども達から奪うなんて、許せない。生きる喜びを見失った大人の仕業としか思えない。

 あと5日間。私は、私なりの感じ方と切り取り方で、子ども達と物語を綴っていく。

 運動会の取り組みを通して、子ども達の課題が浮かび上がったり、新しい一面が見えたりしたのだ。もちろん、子ども達同士でも、そうした他者の再発見があったはずだ。

 固定された人間関係や、他者へのイメージを崩し、出会い直していくために・・・運動会の可能性は限りないと思っている。

 どこまで、いけるかわからないけど、あと少し、やるしかない!
 
 

 

私の2つ目のブログ!


「キューピーのひらめきスケッチ」
というブログを開設しました。これには、授業や遊びのアイデアを、思いついたときに更新していきたいと思います。

日々の授業の小さいネタとか、自分でやっても忘れちゃうんで、覚書に。もし、あ!と思うものがあれば、どんどん使ってみてくださいね。

このブログは、今までどおり続けます。私は、このブログには、どうも、授業の実践記録をこつこつ書く気にはなれなくて。

これは、「人間・藤原由香里」のブログで、今回新設したのは、授業のアイデア集というように、書くことを限定したいと思います。これで、授業の実践についても、思う存分かけます。・・・といいながら、なかなか更新できないかも。

「キューピーのひらめきスケッチ」

http://d.hatena.ne.jp/Yuka-QP/

くみたい!レポート


 運動会に向けての、5・6年演技「組体操&ダンス」の練習が始まっています。テーマは“Journey”です!そうそう、「旅」。創り上げる過程の中で、子ども達が出会い直し、関係を作りあげ、生きる楽しさを感じていってほしいなぁと思っています。

 これまで、計5.5時間練習をしました。

 私は、その中で、ダンスの部分を担当しています。これまで自分が体験してきた、「コンタクト・インプロ」や、「インプロ」、「創作ダンス」その他もろもろをかいつまんでワークをしています。

●1日目●

 ・まねっこ(私の動きを、全員で真似をする)
 ・のぞきみ(インプロのワーク。2人組みで、Aさんの後ろにある何かを、Bさんは見ようとし、Aさんは、それを体を動かしてみられないようにする。)
 ・ミラー(2人組みで、Aさんの動きをBさんが同じようにまねをする。ゆっくり動くのがポイント)

>>まねっこは、体ほぐしやストレッチをかねているので、いろいろ心と体と場をあたためる動きを入れてみる。でも、私の動きに抵抗がある子どもが多かったり、動きが難しくてまねできない子どもがいたりする。

>>のぞきみは、条件がはっきりしているし、これまでに生活の中でやったことのある動きなので、イメージしやすく、多くの子どもが楽しんでいる。想像力を働かせやすいシチュエーションが必要だと改めて実感。

糸井先生が、ブログで、「バスケのディフェンスのような動き」といわれていてはっとする。なるほど。スポーツの動きも、ダンスの振り付けになりうるのだな、と。逆に言えば、ダンサーは、スポーツのメニューを振り付けととらえてまねできることにも納得がいく。

スポーツで使う技をふりつけにして踊っていくのもおもしろいなあ。

>>ミラーは、おなじみ。はずかしがり屋の子は、ぼうだち。それをまねしている。それもおもしろい。男の子は、かなり盛り上がっている。

何の道具がなくても、条件があるだけで、こんなに楽しめる子ども達。

ダンスというより、遊びなんだけど、この出発が大事。

次は、遊びから学び(動き)を作っていく。

●2日目●

・スケールライン・・・「体を動かすのがとっても好き~体を動かすのは大っきらい!」をゼロから100の架空のラインで表し、その上に、自分の位置をとっていく。自分の存在証明。自分の居場所を自分で見つけ、それを、他者に示す。>>それを応用して、得意な子と、苦手な子がペアになるように組あわせを決めていく。「得意」「不得意」は、教師が決めるのではなく、子どもが示した基準ということが大切。そして、それが悪いのではなく、対局にいる人からお互い学べるような組み合わせにしていく。

・ぎっこんばったん・・・体ほぐし。
・背中合わせ立ち上がり・・・手をつかわずに、カウンターバランスを使って立ち上がる。コツがいります。

・向かい合って、互いの右手をひっぱりあいながら立ち上げる。上手くひっぱりあい、力がつりあうと、足はじっとしたまま立ったり座ったりできる。

>>楽しそうに活動するが、コツがつかめない子も多い。これは、継続してやっていって、「できた!」という実感を持たせていくことが必要になる。できた子は、拍手したり、大声で「できた!」と叫んでいる。

●3日目●

・バランス・・・昨日は「背中同士」の押し合いだったが、今日は、「肩」「腰」「頭」「お尻」というように、いろんなところで押し合ってみる。その時、からだが絶対に相手と離れないことと、お互いが押し合っている抵抗力を感じることを指示。

・昨日の技を一通りくっつけて、その間に子ども達の創意工夫を入れるように指示。


・お互いの動きを見合って、おもしろい動きをしているペアを子どもに言ってもらう。

>>さすが体遊びにかけては、天才的な子ども達。いろいろ、おもしろい技を編み出す。

・頭でカウンターバランスをとりながらビリーズ・ブートキャンプを踊る
・頭をくっつけたまま、2人ともぐるぐるまわる!(周りで見ていても圧巻!)
・カウンターバランスをとるときに、そっくり返るくらい体を倒す
・3人で頭をくっつけてバランス
・左肩同士を合わせてまわる ・・・などなど。

これらを取り入れてペアの動きを創っていきたい。おもしろかった~!

組体の一人技・二人技も中盤ですね。楽しいけど、時間に制約があるから、うかうかしていられません。



 子ども達には、毎日体育のあとに、「自分・友達発見カード」を書いてもらっている。

 自分と、そして他者との出会い直しを意識的に図り、それをみんなで共有していきたい。旅のレポートは、旅をより豊かなものにするために、そしてその旅の感動を観客にも伝えるために大切なものだと思っている。




 平盛小学校の運動会は9月29日土曜日です!5・6年の演技は午後からです!みなさん、是非是非おいでください☆

注目☆明日の教室!9月15日はみなさん京都へ♪

学年を一緒に組んでいる糸井先生が代表をされている「明日の教室」のご案内です☆
 
 私も参加します!なんといっても、今回の講師は、劇団衛星の蓮行さんです!すっごくユニークで魅力的な方です。平盛小学校では、「演劇で算数」や、「防災レンジャー」の劇などで、子ども達のいきいきと学ぶ姿を引き出してくださいました。

 私は、何度かお芝居も観にいっていますが、それはそれはユニークで、ぶっとんでいて、元気が出るんです!

 教員の方も、そうじゃない方も!?みなさん、是非お越しください☆「人がいきいきするってこういうことなんだ!」って、感じられると思います。

 以下、案内文です。

_________________________________

今、小学校現場では、子ども達の表現力、コミュニケーション能力の低下が、深刻な問題となっています。
それらを学びの中で向上させていこうとする時、演劇を活用することは、効果的な方法の一つだと考えています。
事実、フィンランドに代表されるEUの小国では、コミュニケーション教育においては、演劇や、その他の身体パフォーマンスが、大きな役割を果たしているそうです。

今回、講師としてお招きする、蓮行さんは、関西を中心に活動されている小劇団「劇団衛星」の代表を務められていらっしゃいます。
劇団衛星は、2003年より、演劇的手法を教科指導に用いた実験的授業を、宇治市立平盛小学校、藤川大祐先生(千葉大学教育学部准教授)との合同で進めてきました。

 子ども達が、演劇に取り組むということは、自然に相談しながら、一つの作品を創り上げるという活動を体験することになります。
また、演劇ワークショップには、コミュニケーション能力を向上させる様々なスキルが組み込まれています。

 今回、蓮行さんには、今年、全国展開されている「演劇で環境」のお話や、様々な演劇ワークショップを紹介していただく予定です。
参加者の皆さんには、是非、この機会に、演劇ワークショップを体験し、コミュニケーション能力向上の新たな展開を体感してたいただきたいと思っております。

日時:9月15日(土)  13:30~17:00

会場:京都橘大学児優館 
http://www.tachibana-u.ac.jp/official/information/access.html

講師:蓮行さん@劇団衛星代表

内容:演劇ワークショップなど

会費:一般2000円、学生1500円
なお、会の後、蓮行先生を囲んで懇親会を予定しています。自由参加で3000円程度です。


講師紹介
劇団衛星代表。脚本家・演出家・俳優。
京都中学校演劇研究会主催「ドラマスクール」講師。(財)京都市ユースサービス協会主催「Teens Stage」講師など中高生向けの演劇の指導や、コミュニケーションティーチャーとしてのワークショップなども多く手がける。
文化庁「平成18年度新進芸術家国内研修制度研修員」

*劇団衛星HP  

*申し込みは、こちらからお願いします。

セレマカップ


 昨日クラスのN君のところにちょっと用事があって行くと、お母さんがいらして、明日サッカーの決勝戦とのこと。

 そこで、今日は昼から、太陽が丘にセレマカップの決勝戦を観にいった。

 1:30キックオフ。

 うちのクラスのN君とY君の活躍ぶりを見守る。途中、お母さん方に会い、応援うちわをいただく。手作りの愛のこもったうちわに感激。愛されているな~。

 
image.jpg


 戦う彼らは、本当にかっこよく、みほれてしまった。

 キーパーのN君は、冷静で、大人っぽく見える。

 ディフェンスのY君は、小さい体ながら存在感を発揮している。

 秋風が吹き、赤とんぼが飛ぶなか、グランドの彼らがすごく、すごくまぶしく見えた。

 1時間で試合終了。2-1で、彼らのチームは見事優勝!本当におめでとう!!

 試合後、応援席にあいさつに来た彼ら。近くで見ると、やっぱりいつもの、人懐っこい笑顔。ちょっとほっとする。かわいすぎて、こっちまで笑顔になる。

 ああ、あんなにまぶしい彼らとの日々がまた始まる。

 私は遠くから見ているだけでいいんだけど・・・そんな弱気な自分に打ち勝って、やってかなきゃ。

 そうそう、別に、教えなくていいんだ。つなげること、いざなうこと・・・それが私に出来ること、私のしたいこと。

 新学期は力み勝ちなのですが、子どもの姿を見ると、ほっとするものです。

 2学期も頼むよ、といいたくなります。子どもから、いっぱい感激をもらうのです。

 ちょっと世捨てモードから回復!
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ